あかるい職場応援団
厚生労働省

「社内でパワハラ発生! 人事担当の方」パワハラ対策7つのメニュー

トップのメッセージ

Point
  • パワーハラスメントは、企業のトップから全従業員が取り組む重要な会社の課題であることを明確に発信しましょう。
  • パワーハラスメントの防止が、なぜ重要なのか、その理由についても明確に伝えましょう。
  • メッセージの発信とともに、具体的活動が早期に実施できるよう、準備をしておきましょう。

■ トップのメッセージの効果

  • 企業として「職場のパワーハラスメントはなくすべきものである」という方針を、トップのメッセージの形で明確に打ち出すことが望まれます。トップのメッセージは、方針やガイドライン、規程等と厳格に分ける必要はなく、それらをまたがるような位置付けであっても問題ないでしょう。
  • 組織として、そのような方針が明確になることにより、相手の人格を認め、尊重し合いながら仕事を進める意識が育まれます。
  • 組織の方針が明確になれば、パワーハラスメントを受けた従業員やその周囲の従業員も、問題点の指摘や解消に関して発言がしやすくなり、その結果、取組の効果がより期待できます。

■ トップのメッセージの例

トップのメッセージには、次のようなものがあります。パワーハラスメントだけにとらわれず、他のハラスメントについてもあわせてメッセージを発信するとよいでしょう。

  • ハラスメント行為は人権にかかわる問題であり、従業員の尊厳を傷つけ職場環境の悪化を招く、ゆゆしき問題です。
  • 当社は、ハラスメント行為は断じて許さず、すべての従業員が互いに尊重し合える、安全で快適な職場環境づくりに取り組んでいきます。
  • このため、管理職を始めとする全従業員は、研修などにより、ハラスメントに関する知識や対応能力を向上させ、そのような行為を発生させない、許さない企業風土づくりを心掛けてください。

取組に使えるツール

「トップのメッセージ」の各種ひな形(参考資料1)をダウンロードコーナーに掲載しています。ご利用ください。

トップがメッセージを発信することでそんなに効果があるものでしょうか?

 

トップがきちんと問題意識を持ち、パワーハラスメント行為は重大な問題であるということを明確にすることで、組織として取り組むことが明確になります。そのため、例えば、社長がメッセージを出した結果、それまで続いていたパワーハラスメントがピタリとおさまったという企業もあります。また、組織としての方針が明確になることで、研修の実施や相談窓口の設置など具体的な取組が進めやすくなるというメリットもあります。

いきなり、パワーハラスメントについてのメッセージを出すと何かあったのではないかと社内で思われるのではないかと不安です。

 

新年度の挨拶や社長から全社員あてのメールに盛り込む、コンプライアンスについての注意喚起とあわせて実施する、研修の時に社長からコメントする、社内報にのせる、事業計画に盛り込む、などのように実施するとよいでしょう。

ワンマン社長で、社員の誰もが意見できない雰囲気です。この状況を打開する良い方法はありますか?

 

パワーハラスメントについて対策を行わないことが経営上のリスクになるということを理解してもらうことが何よりも重要です。トップの問題意識が低い場合は、研修を受けてもらう、アンケートなど社内の実態把握により、自社の状況を認識してもらいましょう。仮に、職場のパワーハラスメントを放置した場合、優秀な人材が休職や退職したり、生産性が低下したりするだけでなく、最悪の場合、訴訟などにより企業の社会的な信用を失うことになりかねません。

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